某ドラマーさんが若い頃の日焼けを後悔していた話
数年前の話になるのですが、某有名ベテランバンドのドラマーさんと、とあるバーでお話させてもらったときに、海で女の子に声をかけるときの話題になったんです。
もちろん、若い頃の話ですよ。
日本全国津々浦々で、いろんな女性と出会ってきたそのドラマーさんにしてみれば、どういう女性なら仲良くなれるのかということを、本能で見分けることができるようになったそうです。
これぞ修行のたまものと笑ってらっしゃいましたが、その背景には数々の失敗と、数々の痛い目にあった経験があるのはまちがいありません。
開放的になる夏に、肌の露出が増える海となると、心がオープンになるのは当然のことで、ミュージシャン特有のトークのリズムや面白話によって、ぐいぐい女性のハートをキャッチしていったのでしょう。
ところが、ある程度の年齢になってから、自分の体にシミやソバカスが一気に増えたことが気になり、海やプールにでかけることが少なくなっていったそうです。
男性でもこういう気持ちになるのですから、女性ならその数倍程度の恥ずかしさがあるのではないでしょうか?
「若い頃に無茶苦茶日焼けしまくって、今は後悔してるなぁ」
その人が寂しそうな目でそうつぶやいたとき、私としては「シミやソバカスで魅力がなくなったりしないですから、大丈夫ですよ」と答えるしかありませんでした。
本当は、おじいちゃんの裸を想像してしまい、あちこちに黒や茶色い斑点があるのは、本人にとってもせつないだろうなと思っていたのですが、まさかそんなことを口に出すわけには行きませんからね。
もちろん、そのドラマーさんの人間的魅力が損なわれるわけではないので、シミのせいでもてなくなるとは思わないんですけどね。
デリケートなミュージシャンならではの、「気にしぃ」のいち面が出ているだけだと思います。
ただ、その話を聞いてから、美白ケアに注力した自分がいますので、やっぱり心の何処かでは「シミ・ソバカスの原因になる日焼けはできるだけ避けなければ」と感じているんだと思います。
後悔先に立たずですから、できてしまったものをなくすより、できないようにすることが大事ですよね。