ビビッドデイズ

毎日がビビッドな色合い。

女の子にもてたいならまずは身だしなみってことわかってるのね

かわいいカフェも大好きなんですが、今日の気分は昭和レトロといいますか、商店街にあるオープンしてからウン十年という純喫茶で、年季の入ったソファに座りながら濃いめのコーヒーを飲みたかったのです。

で、はじめてのお店をチョイスして、奥の方の席に座りました。

ブレンドを注文したあと、すぐに地元の大学生っぽい男の子がふたりはいってきて、おもむろにマスターに挨拶しながら、私の斜め前の席に座ったのです。

こちら側に顔を向けている男の子が、サンボマスターのボーカルっぽいルックスだったので、「なんだか、かわいいなぁ」と思いつつ、見ることなく見ていたんですけど、至近距離なので、当然その会話も耳にはいってきてしまいます。

どうやら、サンボマスターくんに好きな女の子がいるようで、もうひとりに相談しているみたいでした。

「お~お~、青春じゃのう」と思いながら、軽く聞き耳を立てていると、アドバイザーの彼が一言、

「太っているとか顔がイケメンじゃないとか、そういうのは基本的に関係ない!一番大事なのは清潔感なんだよ」

なかなかわかっているなと感心していると、つづけて

「その上で、戦略というのが大事になってくる」

話をまとめると、

・髪や爪はいつも整えて、無精髭は伸ばさない

・美肌好きな女の子は多いので、「触りたい」と思われるように保湿ケアをしろ

・イケメンじゃないけど、いい匂いがすると印象アップ!爽やかな香りの香水をつけろ

・聞き上手になれ

・説教はするな

・女子ウケする洋服を着ろ

という感じのアドバイスをしていました。この男の子、かなりもてるんだろうなと思って、お手洗いに行くときに顔をちらっと見たら、なかなかのイケメンでした!

ルックスがこれで、ここまで女子にもてる条件をわかっているなら、もはや学校では敵なしなんじゃないかなと。しかも、サンボマスターくんのような、どちらかというといけてないルックスの友達もいて、しかも恋愛相談されるくらい頼られているなんて、人格もしっかりしてるんでしょうね。

その後もいろいろな話をしていたみたいですけど、今からサンボくんの部屋にいって、ワードローブチェックをすることになったみたいです。女性にモテる服装がどういうものかのアドバイスが始まるんだろうなと思いつつ、ココロの中で「サンボくん、君には強い味方がついている!きっとうまくいくよ、がんばれ!」と応援しておきました。

もし、うまくいかなかったとしても、この喫茶店のほろ苦いコーヒーを飲んで、良い思い出にすればいいから・・・そんなことを考えていました。

あぁ、青春っていいもんですね。